イベントと誕生日があるのはいい事だが、それ以外が嫌いだ。
まず第一に寒がりと言うのがある。
温かいはずの自宅でも毛布はいつでも欠かせない、そして布団から出られない。
これは誰にでもありそうなことだが私も勿論該当する。
次に幼少期のトラウマ。
私は走る事が大の苦手だったので、ほとんど持久走しかやらない冬の体育は地獄でしかなかった。
1周、2周……どんどん遅れて先の見えないゴールを探してはいつも泣きながら走っていた。
「お前運動出来ないからいつもゴール出来なくて先生にお手伝いしてもらってるよね〜wwwwwダッサ〜wwwww」
いつもクラスの男子に言われていた。
それが恥ずかしくて情けなくて、いつしか持久走がある体育の授業は保健室に籠るようになっていた。
そして、大人になってから冬が更に嫌いになった。
冬の雨のせいだ。
社会人になってから通勤で車を使うようになった。
冬になると5時頃には空が暗くなっているのは当たり前だとは思うが、私もちょうどそのくらいに退勤している。
しかし、しかしだ。
ただでさえ夜の運転は怖いと言うのに、雨で視界が見えない。
更に冷たい空気でガラスが曇って益々視界を遮る。
これを地獄以外の何と言うのだ。
友達や他の人を乗せている時にそうなるのはまだいい。スピードが出てないなど注意してくれるから。
退勤は1人だ。
つまり自分自身の力だけで運転しなければならない。
「もし事故を起こしたらどうしよう……」
私はこの想いと隣り合わせで運転しているが、益々想いが酷くなる。
運転が得意な人でも夜の雨は苦手かもしれないが、私は駐車する時に5分くらいかかる事があるくらい運転がヘタクソなので特に思う。
だから私は冬が嫌いだ。
早く暖かくなって毛布3枚生活から解放されたいものである。